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ケーイーコーポレーションを紹介するコラム

第13回原点回帰

新年明けまして、おめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

さて、コロナ禍の中で、我社をはじめ日本経済の経営は耐え難い状況にいます。この状況は私の考えではこの先も長く続くと思います。いわゆる、withコロナです。

我社においては、昨年の6月頃から非常に厳しい経営環境に陥りました。しかしながら、国や県の諸々の施策を利用しながら、また全社挙げての努力で、今迄このコロナの困難を乗り切って来ました。

今年の方針は、“原点回帰”です。原点とは我社の経営理念に立ち返ることです。

  • 一点突破の精神を持って機会や課題に挑戦する
  • .お客様に常に信頼される誠実な企業であること
  • .いたずらに規模の拡大を追わず、誠意と独自の技術をもって世の中の人々の為に貢献し会社に働く人々と会社発展と顧客の幸せとの一致をはかる
  • 我々の働きで、我々の生活を向上し、ひいては社会貢献出来る事を誇りにする
  • .働く環境は清潔で、整理整頓され、安全第一を確保し、高品質の職場作りを実現する
  • .自社で出来ない事でも他社との連携、あるいは合併をはかり革新的な企画を持って新しい製品を市場へ導入し続ける努力を傾注する
  • 従業員教育を重視し高いモチベーションを持ち積極的な心構えで仕事に取り組む
  • .不幸にあった従業員への福祉的支援
  • 貢献した従業員への功労
  • 10.我々は会社とともにあることを信じる

この理念は私がKE・OSマシナリーという関連会社の社長の時に作成したものです。
ケーイーコーポレーションの社長になって(39歳)から13年目で自分自身に納得がいくものが出来ました。

この経営理念は、項目の1と10が最も大切な事として書きました。項目1は私が一番大切にしている事です。これからの世界経済の中で「一点突破の精神を持って機会や課題に挑戦する」事が必要です。一点突破とは特定の一点に対して集中的に力を注ぎ、それによって活路を切り開くという意味です。我社は中小企業です。大企業のような経営資源である人・物・カネ・情報が圧倒的に劣っています。大企業とまともに戦っては売上や利益が上がりません。従って、ランチェスター戦略やニッチ戦略を駆使して、規模の小さい市場に商品やサービスの提供が行われなければならないと思います。いわゆる市場の隙間産業に身を置き、競争相手に対して各個撃破を行うわけです。今後、コロナをはじめとする経営環境変化等、市場が徐々に狭まってくると思いますが、この基本戦略的な考えを実践する事によって、下記に書いたイメージ図のようにロートの壁をすり抜けて行けると考えています。

“挑戦しない組織は滅びる”という言葉があります。社員には現業にしがみつくのではなくて、新しい仕事、創造的な仕事に、ぜひ挑戦心を忘れないでやって頂きたいと思っています。

さて、項目10は、項目1~9のまとめとして書きました。項目1~9は常に実行するように努力しているつもりです。社員は我社に根をはらなければ良い仕事はできません。他の会社の方が我社よりよく見える事は多々ありますが、社員は「会社とともにある」という気持ちを信じて、この困難な経営状況に打ち勝って行ければ、どのような時代背景でもきっと成長の活路は見出せると私は考えています。

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